No.234 甲和あいあいクラブ会報 2020年11月号

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ブルームーン

10月31日のブルームーンは雲のバランスも良く、東の夜空に実にきれいに観ることができましたね。

皆さんが観たであろう午後8時前後にはよく冴えわたった東の夜空に美しく浮び上がり、夜半23時43分が100%の満月でほぼ真上に眩しすぎる姿で佇んでいました。

先の2日の中秋の満月に続き、今月2度目の満月でしたが、月の楕円軌道の関係で前回よりは1,000㎞程遠くに位置していたようです。

今回は30倍の双眼鏡で観察してみました。

個人的には上・下弦のほうが好みですが、満月時の全貌は実に迫力があります。

国勢調査について

さて今年は、5年毎の国勢調査の該当年であり10月の1か月間で調査が行われました。

国勢調査が始まって今年で100年の節目でもあり、皆さんの家庭にも調査員が伺い、資料配布等を行ったはずです。

前回2015年の調査からインターネット回答が導入され今回は2回目になります。何しろ短時間で手軽に回答できる合理的手法なので多くの方々がインターネットで回答されたことと思います。

5年前の経験を生かし、今回は更なるインターネット普及のもと、より一層手順の簡素化が進んだはず・・・・だったのですが、インターネット回答までの調査行動の手順が十分に練られておらず、現場で起きる様々な事象にシステムとしてまともに対応できなかった事が多く発生し、あちこちに混乱が生じた挙句、調査のための手順が大幅に省略されるという有様でした。

マイナンバーの格好の出番だったコロナ禍での一時給付金のドタバタ劇で、既に『IT後進国』は露呈してはいたとはいえ、今度の国勢調査でも更に決定的な不手際を見せつけられてしまいました。

今回の事象も、目的に向かって横断的判断やワンストップシステム化ができない縦割り行政機構の深刻な弊害の表れに過ぎません。

浅川・暁橋に上る早朝の太陽
浅川・暁橋に上る早朝の太陽

問題の本質は、全体の仕組みを考えるにあたって『理想通りに調査が進む』はずという楽観的な前提で進めてしまい(正常ルート)、現場で起きうる様々な事象への配慮不足(異常ルート)という大きな誤りを犯している点でした。

5年もの歳月をかけ調査の予算650億円前後といわれ、80万人もの臨時調査員を雇っての一大イベント(やることは、一世帯当たりせいぜい10分から30分程度の回答時間で済む内容のもの)としては、検討不足・熟慮不足・準備不足の謗りは免れないところだと思います。

時まさに国のトップが交代し、デジタル庁も創設される世相です。

基幹システムを構築するにあたり物事を根本から見直し、切り替えるには絶好の状況だと思いますので、是非とも次の5年の間に、庶民感覚を持ち、まともでグローバルな視野を持つ人材や民間企業を参画させて縦割りを徹底的に排除したワンストップシステムを構築して、一日も早いコンピュータ化をマジに進めて頂きたいものです。

そもそもシステムという生き物に対峙するとき、建築物を造るのとはわけが違い、完成した姿を客観的に見ることができません。

システムの稼働している姿から間接的に判断することになりますが、発注側は当たり前のように大手のITゼネコンなどに発注してしまいます。

これは安心を得るためなのか、大手なんだから何とかしてくれるに違いないという筋の通らない理屈によるものかは、よくわかりません。

先に、コロナ禍の対応策として一時給付金の手続き業務に、電通経由でパソナなどに再委託、再々委託した問題が取り上げられました。

これに象徴されるように、大手が元請けとなり、下請け、孫請け曾孫請けと次々と下流へ仕事を流していくやり方が普通に行なわれています。

この時、行うべき作業は細分化され、結果を仕様書として伝達していくことになるわけですが、一見正しそうな仕事の振り分けですが、縦割り行政と同じで、自分に任された部分はしっかり捉えて実現してもそれぞれの部門が有機的に統合しているかどうかの視点がおろそかになってしまい、結果として焦点のぼやけた明確に責任ある仕事にはなりにくいわけです。

先の、一時給付金の手続き業務のシステムですらまともに機能しなかったわけですから、このような見た目はしっかりしていそうで、実態はこの上なく安易なシステム作りは必ず失敗するわけです。

夕暮れの浅川
夕暮れの浅川

結局、強い基幹システムを作り上げるためにはピラミッドの階段のようなすそ広がりな多くの人材統合ではなく、常に全体を把握していて強大な権限を持ったリーダーと直属で意思疎通に遠回りする事なく一気に上流から下流までをこなすことができ、全体像を『死に物狂い』で見渡そうとするプロの集団・人材群によってのみ辛うじて成し得る世界なのです。

このことは、既に何度も失敗を繰り返しているわけですから、本来優秀であるべき官僚の方々には是非とも理解してほしいと思います。

ちなみに、既に前例はあって欧州では西暦2000年の時点で危機意識を持った政府が動き出し、試行錯誤を重ねて2010年の国勢調査ではコンピュータ化したシステムと、一部人海戦術の双方での比較調査を行いました。

そして、コンピュータ化による正確性の検証と、何といっても費用を1/7まで節約できるとの検証まで終えている訳ですから、手法の選択さえ間違わなければ出来ないはずは無いのです。

 

感動ノートNo.4  著名人の言葉

( 辻 升人さんの感動ノート第4弾です )

 

【高倉健】

冷に耐え 苦に耐え 弧に耐え 閑に耐え これぞ人間

賤しい餌の取り方はするな
往く道は精進にして忍びて終わり悔いなし

【山本周吾郎】

人間の進化は何を為したではなく何を為そうとしたことだ

【田中角栄のお母さん】
働いてから休むか 休んでから働くか 働いて休め

【クリントイーストウッド】
僕は毎日現場に宝物を拾いに来ている

【ゲーテ】
涙とともにパンを食したことのあるものでなければ人生の真実の味はわからない

【野村克也】

劣等感が俺を支えた

財を残すは下 仕事を残すは中 人を残すは上

人は人を残すのが仕事 一つ教えて九つ気づかせる

功は人に譲れ 恩は心に刻め 憎しみは水に流せ

一瞬のやる気なら誰でもできる持続性のやる気は深く認識したものにだけ宿る
才能には限界がある頭脳には限界がない

【武田鉄矢】
自分を励ましてくれるのは過去の自分である

【きみまろ】

終焉は薪尽きて火の消ゆる如く安楽往生
前に進まないと足跡は残せない

【朝青龍】
山の頂だけでなく足元の石を見なさい

【エリザベス女王】
心を一つにすれば必ず乗り越えられる

実りの秋・遠くに御岳山_高月
実りの秋・遠くに御岳山_高月

まだまだたくさんの言葉が私の感動ノートには残されている、鬼籍に入るまでの残された短い人生を時々この感動ノートを見て反省し励まされている。

次号からも少しずつ書いていくつもりです、皆さんの心に少しでも刻まれていただけたら幸いです。

 

<< 再度のお知らせ >>

前回ご案内の通り、ふれあい講座が開催されます。講師:俳句同好会幹事の辻 升人様

日時:11月18日(水)13時30分~ 中野市民センター会議室

内容:第1部:体験談  テーマは「病気のおかげ」

第2部:あいあいクラブ活動の様子を含むビデオ上映

(とても充実した内容になっています。楽しみにしてください)

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俳句同好会 第228号

今日の命        鶴原美都子

群れ遊ぶ今日の命を秋の蝶

芋粥と香のものにて名月を

天高し吾には奇跡ホールインワン

秋たちて立ち止まりたる傘寿かな

天中に渡る満月観て眠る

祝敬老甲和に根付くカスティラ

秋深し香をあげつつ愚痴三っつ

子蟷螂にらみ返して鎌を挙げ

 

二人影         樋口雄二

二人影河畔に遊ぶ月今宵

月見酒故郷の皆に思い馳せ

散策や金木犀にむせびつつ

病窓に秋を映せし木々の色

爽かに風も三ツ星高尾山

幸福の黄花コスモス満ちし原

長雨に一句ひねりし秋の日々

駅裏に早や焼き芋の匂ひかな

 

栗御飯         小池芳子

ああ孫よ孫の手作り栗御飯

風そよと金木犀の匂い来る

雲脚がちょっと怪しい衣替え

孫たずね玄関おむかえ子犬顔

歯が抜けた子犬のコアを抱っこする

 

秋海棠=しゅうかいどう 石樵公子

秋海棠祖母の笑顔と重なりて

秋海棠旧知の友の置き土産

コロナ禍も思いで整理し懐かしむ

秋深し一年振りの旅支度

秋晴れに夫と草取りこれも幸

やっと出た狭庭の先の秋茗荷

やぶらんがもう秋ですよ木下闇

化膿した親指労わり茗荷切る

踏まれたる蝉の屍乾ききる

狭庭にも柚子・柿実る明るさよ

 

百舌鳥=もず      若松道朗

大気裂き我はここぞと百舌鳥の声

甲高き百舌鳥の睥睨里の畑

秋暁を横目に今日も勇気凛凛

朝焼けに希望の予感秋の風

帰宅路の夜の静寂に仰ぐ満月

鯖雲の切れ間をつなぐ飛行跡

役目終え名月隠れる西の空

 

はい 息を止めて    辻 升人

レントゲン室は寒いはい息を止めて

泣き乍ら三日月を咀嚼している少年

葱臭い少年は弟だった

どうしても破れない障子その奥に母がいる

満月燃え尽きて静かな夜となる

【 難字解説 】木下闇=こしたやみ=木の生い茂ったさま
睥睨=へいげい=見下すさま
咀嚼=そしゃく=噛み砕く
子蟷螂=こかまきり=カマキリの子供
芋粥=いもがゆ
静寂=シジマと呼んでください

 

2020年10月の活動報告と11月予定

 

2020年10月の活動報告と11月予定
2020年10月の活動報告と11月予定

 

 

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