No.269 甲和あいあいクラブ会報 2023年10月

 

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はじめに

2023年の夏は記録的な猛暑でしたが、9月の終わりに入ってようやく秋の気配を感じるようになりましたね。皆様、お元気にお過ごしでしょうか。

コロナワクチンも第7回目の接種が始まり、感染症対策も少しずつ緩和されています。

先日の9月27日の研修旅行は、大盛況でした。

「七賢」前にて全員集合
「七賢」前にて全員集合

当日は早朝から強い雨が降っていましたが、出発時刻になると雨も止み、晴れ間も見えてきました。

山梨県・昇仙峡にある影絵の森美術館では、藤城清治の美しい影絵作品、山下清、安井康二のちぎり絵作品などを鑑賞することができ大変感動しました。

特に、日本の伝統文化や自然をテーマにした作品は、見る人の心を癒してくれました。

食事では、厳選した食材を使った料理を堪能しました。

コロナが5類感染症に移行したとはいえ感染者数がまたも増えだした中での催行でしたので、バス車内のアルコール禁止やカラオケ中止などの自主制限のある中、主催者側の入念な下調べと苦労された準備のおかげで視点を変えた甲州財閥の果たした物語を聞いたり、超難問漢字ゲーム、ビンゴゲームを行ったり大いに盛り上がりました。参加された皆様、ありがとうございました。主催者の方々、お疲れ様でした。

今月は、南1組の桑原重基様が90歳のお誕生日を迎えられました。

桑原様は、グラウンドゴルフ同好会にも毎週積極的に参加されています。

いつもお若い桑原さん
いつもお若い桑原さん

いつも元気いっぱいで笑顔が素敵な方です。おめでとうございます。

これからもお元気でお過ごしください。

来月は、中野市民センターで第30回となるセンター文化祭が開催されます。

タコの子供かホトトギスの花
タコの子供かホトトギスの花

当クラブからはカラオケ同好会、俳句同好会、グラウンドゴルフ同好会の皆様が参加・出展されます。日頃の練習や精進の成果発表の場でもありますので、時間のある方はぜひ足を運んでください。

また、11月22日(水)にはふれあい講座の開催を予定しています。今回のテーマは「遺産相続と生前贈与」です。

遺産相続と生前贈与は、誰もが関心のあるテーマですが、なかなか聞きにくいテーマでもあります。今回は、専門家の方にお話しいただきます。詳細は来月号でお知らせします。

それでは、皆様、健康に気をつけて10月をお過ごしください

感動ノート No.38

   (俳句同好会 辻さんご提供)

= ジンチョウゲの香りと母の思い出 =

ジンチョウゲが咲く春になると蘇る記憶がある。

13歳のとき、親ではなく友人と初めて映画を見に出かけた。木下恵介監督の「惜春鳥」は若き津川雅彦さんらがまだ眩しい青春映画で、気恥ずかしくて母には「友達の家に遊びに行く」と言ってしまった。

帰りが遅くなり暗くなって、駆け戻ると、母は自宅近くの坂道の入り口で佇んでいた。

病弱で外に出ることがなかった母に心配をかけてしまい、号泣して内緒で映画に言ったことをわびた。

無事がわかってほっとした母は「映画面白かった?」と優しい笑顔で聞いてくれた。

私もさすがに言葉少なだった。

仲良く歌うタマスダレ
仲良く歌うタマスダレ

庭先からジンチョウゲの甘い香りが強く漂う静かな夜だった。

母は翌年46歳で亡くなった。

大声で私を叱ることはなく、家族にも周りの人にも誠実に接した母の姿は私の生きる手本になった。

感謝と敬愛の念は年を重ねるごとに強まる。

ただ、私が母になっても息子たちに同じように接することはできなかった。

そんな私を母はあの日のような笑顔で許してくれるか、自信はない。

神奈川県海老名市 児島かづ子さん 75歳

 

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俳句同好会 第263号

風の盆   鶴原美都子

踊り手の笠の内なる風の盆

戦火の地へ届け和平の大花火

入道雲萎えた心に襲い来る

灼熱の墓石手桶水三杯

また一つ星消え逝きて天の川

秋立ちて も少し先へ眼差しを

     若松道朗

蝉鳴くも呼応途絶えて風の音

草刈りて風の姿を見失い

盛り過ぎ風に揺蕩う月見草

絶え間なく花笑む今日の散歩道

明日咲くと声掛け合うか彼岸花

花を観る心を花に見透かされ

舞踏会   三山喜代

烏瓜咲いて闇夜の舞踏会

二度となき今日という日の良夜かな

友の忌や見上げる彼方星流る

指紋あるオメガの時計秋彼岸

浜風は異国の匂ひいわし雲

消灯の軋むベッドやちちろ虫

名月    石樵公子

名月や芒を活けて風の音

赤トンボやっと出番を思い出し

祥月の亡父の形見を改めて

風鈴を収めて寂し軒端かな

秋バテか頭痛・鼻水久しぶり

庭先で朝夕合唱チチロ虫

入道雲   小池芳子

入道雲やがて来るかもにわか雨

カフェから川のせせらぎ秋の

イタドリは白い花付け鮎見橋

プルーンの種の真ん中芽吹き見せ

故郷    辻 丕子

五十年住めばこの地が故郷か

秋彼岸夏空続く昨日今日

戦争より怖くて嫌な蚊の攻撃

山深く森深く行ってみようか秋の旅

老いし身と老犬仲良く朝散歩

友逝きて病みしわが身に迫りくる

火吹竹   辻 升人

人間なんて煙たいだけだよ火吹竹

天の川潜って言霊掴み出す

天の川その源流に天女の棲めリ

炎天下鉄塔逆さに錆びだす話

蟻の列住所氏名そして職業

蟻踏めぬそんな我こそ偽善者なり


難読文字

揺蕩う=たゆたう=ゆらゆらふらふら動いて定まらない
言霊=ことだま=言葉の魂

 今月は皆さんのご都合が合い寄らず止む無く句会が中止になりました。月一回の句会に作り置いた句を寄せてもらって会報を発行する事が出来ました。
 
又、あいあいクラブ年一回の研修旅行も昨日天候に恵まれ賑やかな一日を過ごされたことでしょう。
残念ながら私は仕事の都合で参加できませんでしたが、多分会長の大きな声がバスの中で響き渡り、いい思い出が各人の心の中に残ったことでしょう。

 

 

 

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