No.271 甲和あいあいクラブ会報 2023年12

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ふれあい講座

先日に行われた「ふれあい講座」は30名のご参加を頂きましたが、今回の講座で「相続・遺言の基本」を改めて冷静に頭に入れることが出来、得ることも多かったのではないかと思います。

大変に有難うございました。

東西南北、上中下の四方全ての激動と、さらに秋の省略感が強い今年を乗り切り、暦は何かと慌ただしい師走を迎えました。

皆様におかれましては年末に向けた家の準備に余念がない日々を送っておられるものと思います。

 

行政書士 池本さん
行政書士 池本さん

さて、今回は会報の7月号でも触れました今話題の対話型AIを使った(テキストでの質疑応答)サービスのその後も使い続けた感想と本件に関する世の動向についてです。この「chatGPT」も提供されてから丁度一年が経過しましたが、当あいあいクラブ・メンバーにもスマホやパソコンでの検索や調査でリアルにその強力な恩恵を享受された方も多いと思います。

私たちユーザーが入力した質問やテーマに対して、まるで人間のように自然な対話形式で答え、情報を提供してくれるというサービス能力のレベルの高さには驚異的なものがあり、このサービスレベルの高さを味わってしまうと、それ以降の応用分野の絶対的広さに心が震えてしまうほど、その可能性は無限に広がります。

愛らしいヒメバラ
愛らしいヒメバラ

しかし、今までにない能力の高さゆえに、世の中は利用にあたっては、得られるメリットを重視する活用推進派と、内在するリスクをクリアしてからでないと考える活用慎重派の二極の存在があり、海外・国内とも議論が続いています。

推進派は人間の機械的作業の時短・効率化やアイデアの創出に活用でき得るメリットを最大限に利用していくべきだろうと考え、慎重派はまだまだ情報量が少ない分野での情報操作による判断ミスやフェイクニュースの拡散、詐欺情報に悪用されかねないなどと人類史上未知の分野での法的規制がないなどを考慮し時期尚早であると主張する立場を重視しているわけです。

推進、慎重の議論が続く一方で、実際の「chatGPT」はスマホ版、パソコン版ともに日々刻々と進化を続け、さらに検索分野で断トツのGoogleにも「Google Bard」と呼ばれる独自開発の対話型AIが登場してきています。

二つの主な違いは、現状「chatGPT」が質疑応答に20回(現状)まで連続性があり、あたかも一つの議題で普通のやり取りができますが、「Google Bard」は1回の質問ごとに完結する形をとっていますが、少し視点を変えた3つの回答が提供されることと、箇条書き表現により、完結にまとめられている感じです。

どちらも、テーマに沿った文章起こしや、対象となるテキストの要約、翻訳などは一瞬でこなしてくれる優れもので、まさに驚異的という言葉がぴったりです。

艶々した万両の実
艶々した万両の実

様々な観点から、もしこのサービスを使ったことがない方は少々もったいないと思います。

確実に言えるのは、何かを調べる場合に目的に到達するまでの検索時間は圧倒的に短縮されることは間違いありません。

まだ試したことのない方は是非一度使ってみてはいかがでしょうか。

 

感動ノート No.40

   (俳句同好会 辻さんご提供)

= 「命ん棒」 =

すさまじい距離を飛ぶ渡り鳥への驚きから生まれたのか、津軽半島を舞台にして各地に広がる俗信がある。

雁は木片をくわえて飛び、疲れると海に浮かべて羽を休める。

飛来したら浜辺に木を置いて南へ旅を続け、春には同じ木を咥え北へ帰ってゆく。

満月を飛ぶ真雁
浜辺に残った木は、冬を越す間に死んだ雁のものである。

人々はそれらを拾い集め、風呂を焚いて偲んだ。

満月を飛ぶ真雁
満月を飛ぶ真雁

これを「雁風呂」と呼ぶ。コロナに加えてインフルエンザの流行も気がかりであるが、鳥の世界は既に苦難の中にある。

渡り鳥がウイルスを運ぶらしく、各地の養鶏場で鶏が殺処分されている。

国内最大のツルの越冬地である鹿児島県出水市では、ナベズルなどから鳥インフルエンザが検出され、一帯の車を消毒した。

国の特別天然記念物であるタンチョウを北海道で観察する中学生も靴を消毒している。

人間は車や靴を介してウイルスを広げかねない。

鳥たちの安らかな共生を願う心情が伝わる。

手元の歳時記に、津軽と御縁があるだろう俳人の作品を見かけた。

   雁風呂の煙とどかぬ北の天     金子野生

これも、遠地を旅する小さな命を思いやる作句だろう。

もう何年か前に益さんの隣にお住まいだった「飯島望」さんからこの「命ん棒」という事を教えてもらった記憶がよみがえり、この感動ノートを書かせてもらった。

ピラカンサの実たわわ
ピラカンサの実たわわ

飯島望さんは、あいあいクラブ俳句同好会の創立時に賛同していただき、句会ではかけがえのない人であった。

私の人生を大きく変えてくれた人でもある。

2023年12月1日  記

 

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俳句同好会 第265号

 

地図にない   鶴原美都子

地図にない我が路ここに辿り着き

鉢花も冬構えなり窓内へ

宇宙の一点日本はやっと秋

庭菊を添えて墓前に近況を

背の重みとってくれそな秋日和

月は皆名月と観ゆ齢となり

枝打ち     若松道朗

庭の木の枝打ち終えて秋澄みぬ

静けさや川面を滑る月あかり

時を知り命漲る青蜜柑

朽ちてなお薔薇の矜持と香る秋

秋の風心も溶ける長湯かな

早暁の静寂に一筆流れ星

野アザミの変貌
野アザミの変貌

孫       石樵公子

孫祝う思いで深き菊まつり

笑顔見せ手を振る孫に秋の風

孫娘選手りレーのアンカーに

高幡の菊を眺める老い二人

菊祭り今年も夫と高幡へ

飛び跳ねて元気に踊るソーラン節

宮ケ瀬湖    小池芳子

鮎旨し宮ケ瀬湖畔のもみじかな

文化祭甲和の人逢う展示室

花梨の実今年も豊かにふくよかに

秋晴れや旨い空気を腹いっぱい

金木犀     辻丕子

振り向かす金木犀の豊かな香

秋盛りいったり来たりの上着たち

一株のほうき草なれ咲き誇る

娘がつくる栗飯母が蘇る

秋空にまだまだ青きみかん達

柿落葉庭もきれいに薄化粧

こらえ泣き   辻升人

一条の月光浴びてこらえ泣き

子等の背は俺の影かも冬夕日

月明かりお前が居て俺が居る

二人だから歩けたんだよ冬夕日

霊山に夕日ひと日の影落とし

黄泉の峰母への手紙黒インク

今年最後ビーバームーン距離は約382,960km
今年最後ビーバームーン距離は約382,960km


今月は三山さんがお休みになり一寸寂しい句会になってしまいました。
今回から新しい句会の在り方として、選者が選んだ句の中で特別この句は良かったという、いわゆる特選句を発表してもらう事にしてみた。

鶴原さん特選句
子等の背は俺の影かも冬夕日 ・・・升人

若松さん特選句
一条の月光浴びてこらえ泣き ・・・升人

石樵さん特選句
秋盛りいったり来たりの上着達 ・・・丕子

丕子さん特選句
庭に木の枝打ち終えて秋すみぬ ・・・道朗

辻升人さん特選句
地図にない我が路ここに辿り着 ・・・美都子

私が所属している他所の句会ではこの特選句の公表は当たり前になっている。

選者は責任をもって自分の思いを吐露することにより、お互いの人生観も知りうる機会になりより深い絆が生まれることになる。

今回はこの特選句で話が大変盛り上がりました。

三山さんが参加してくれたら、より深い人生観を聞く事が出来るような気がします。

お待ちしています。

 

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