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序文
一斉に咲き誇った草花たちもひと段落、一瞬の風の中に初夏の匂いも感じられる日が少しずつ多くなってきました。
これで秋が終わるまでの植生は次々といつも何かしら咲いている安定した時期を迎えることになります。
先月に行われた第24回定時総会は、盛況のうちに無事終了することが出来ました。
皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。
新たな体制のもと104名の全会員様ともども、新年度の諸活動を元気に精一杯盛り上げていく所存ですので引き続きのご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、最近「前頭葉バカ社会」という面白いタイトルの本を見つけました。
高齢者専門の精神科医である和田秀樹氏による書籍「前頭葉バカ社会」では、人間の脳の前頭葉が果たす役割と、その老化による影響について解説されています。

前頭葉バカとは、前頭葉を正しく使えていない状態を指します。
前頭葉は、思考、創造性、やる気、行動や感情の制御、コミュニケーション、集中力、応用力、変化への対応など、人間にとってとても重要な機能を司っています。
前頭葉バカの6つの特徴は以下の通りです。
①自分の頭で考えない
②変化を嫌う
③前例を踏襲する
④創造性を発揮できない
⑤意欲がわかない
⑥新たなチャレンジをしない
これらの特徴は、40代頃からCT画像で分かるほどの変化が現れる「前頭葉が縮む」老化現象によって引き起こされます。
前頭葉の老化が始まると、人は知らず知らずのうちに前頭葉に楽をさせるようになり、上記のような特徴が現れてきます。
それ故に例えば、
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- いつも同じ店にしか行かない
- 同じ著者の本ばかり読む
- 些細なことでイライラする
- 過去の成功体験にしがみつく
- 怒りが収まらない
- 新しいことに挑戦しようとしない
-
などが当てはまる場合は、残念ながら前頭葉バカのサインかもしれません。
しかし、前頭葉バカは治らない病気ではなく、前頭葉の働きを理解し意識的に鍛えることで、進行を遅らせ、より充実した生活を送ることができます。

前頭葉バカを防ぐためには、以下のような方法が有効といわれています。
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- 新しいことに挑戦する
- 脳トレを行う
- 十分な睡眠をとる
- バランスのとれた食事をとる
- ストレスを溜めない
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です。老化は誰にでも訪れますが、前頭葉バカになるかどうかは、自分自身の選択次第です。
ぜひこの機会に「前頭葉」について理解を深め、老化の進行を積極的に遅らせ、健康的な生活を心がけていきましょう。
次は、嬉しいお知らせをひとつ。
今月、東2組の熊澤茂夫様が90歳の誕生日を迎えられました。

熊澤さんといえば甲和祭の陣頭指揮と颯爽たる法被姿を思い浮かべる人が大勢いらっしゃると思います。
甲和会、あいあいクラブとも各種の活動に常に率先してご協力いただいていますが、本当に元気の塊の様な卒寿人であります。
いつまでもお元気で、また今後とも宜しくお願い致します。
感動ノート No.44
(俳句同好会 辻さんご提供)
=早世の息子 テッポウユリに重ね=
自宅の庭で、夏に咲いたテッポウユリの白い花が季節外れの11月にも咲いた。
50年ほど前の秋、生まれて3か月の息子を病気で亡くした。

笑顔を見せ始めたころだっただけに悲しく、張ってくる乳の痛さにも泣かされた。
葬儀の日、お寺の仏壇にテッポウユリの花が飾られていた。
そのときから大好きになり息子はテッポウユリになったと思うようになった。
数年前、庭にテッポウユリの株を植えた。
ほとんど咲くことはなかったが、50回忌にあたる今年のお盆を待っていたかのように満開に咲き、自宅の仏壇やお寺に飾ることができた。
花が枯れた後、株の中から1本だけ茎が伸び始めた。

驚いたことに蕾が膨らんで11月に2輪だけ咲いたのだ。
息子が「今までずっと供養をしてくれてありがとう」とお礼を言っているような気がした。
50回忌には夫と私、3人の娘たちが、お寺にお参りした。
けなげに2週間ほど咲き続けたテッポウユリは息子だと思えてならない。
栃木県下野市 山田昭子さん
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楠大樹 鶴原美都子
●五月空一人占めする楠大樹
記憶の戦争画像によみがえる
春嵐不穏の世事を怒るごと
杖先に春拾いつつ薬局へ
花は葉にさあスタートだ華の会
つくしの玉子とじ永遠なる母の味
初燕 若松道朗
●宙に舞う長征終えし初燕
寒暁や雉初鳴きて季を告げ
ヒヨドリの声かしましく春爛漫
首傾げ問いの眼差しヒタキかな
初燕決意新たに朝を舞う
遠近の絶えぬ呻きや春巡る
三ッ葉 石樵公子
●庭草と摘まれて三ッ葉の香りけり
飛び始め草すれすれに燕の子
一輪の花見つけたり月見草
花吹雪ひとかたまりに園庭へ
新ごぼう大地の匂いありにけり
夏草の伸びの早さに気はせいて
富士の山 小池芳子
●富士の山甲府盆地を一望し
津久井湖の桜満開丘に立つ
丘の駅いま真っ盛り桃源郷
ベランダの履物とばす春嵐
桜雨 辻 丕子
●桜雨今日の気持ちを見透かされ
凛として蕾み膨らむハクモクレン
来年はないかもしれぬ花見旅
雨上がり散りし桜の中に立つ
桜よりその葉で包みし餅が美味
現代の子に新茶の香り伝えたい
葉桜 辻 升人
●深く青く青く深く葉桜の下
山山山遠くの芽吹き山山山
足の指冷え切ったまま青い海
潔く散りし桜よゆらゆらリ
現世にたゆとうごとく散る桜
桜散るあとは流れに身を任せ
*
今月の句会報では新たな試みをしてみました。
各作者の冒頭句に●印を付けました。
これは各作者の自選句です。
月一回の句会に持ち寄る自作品は各自が十分推敲し練りに練った作品で、この句は絶対に自信があると同時に自分史の中にいつまでも残しておきたいと思う作品になります。
俳句はあくまでも自己表現なのです。
自分の「生き様」を五七五に書き連ね自分自身に言い聞かせ納得させています。
又自分がどういう作品に惹かれるか、どういう作品に同調するのかが次の特選句になります。
鶴原特選句
現世にたゆとうごとく散る桜 升人
若松特選句
凛として蕾み膨らむハクモクレン 丕子
石樵特選句
初燕決意新たに朝を舞う 道朗
辻丕子特選句
山山山遠くの芽吹き山山山 升人
辻升人特選句
五月空一人占めする楠大樹 美都子
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