No.275 甲和あいあいクラブ会報 2024年4月

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百花繚乱

昨年より半月遅く、ようやく桜の開花宣言が出されました。いよいよ百花繚乱の4月の始まりです。

長い沈黙を突き抜けて咲く草花の喜びの姿は私達の心のひだを潤し、負った心の傷をも治してくれます。

草花の表情は実に多種多様ですが、いつも不思議に思うのは観る者の表情がとても柔和になることです。

自然の発する優しい眼差しは草花を通して顕著に人間に手向けられ、伝わるものなのでしょうか。

公園の水場にひっそりベニシダレ桜
公園の水場にひっそりベニシダレ桜

さて、皆様ご周知のように、4月13日(土曜日)には甲和あいあいクラブの第24回定時総会が開かれます。

社会においては期末・期始めの多忙の中とは存じますが、昨年度の各種ご報告とともに、本年度の予定をお伝えし、皆様のご意見や納得合意を得る場となりますので、万障繰り合わせの上是非とも多くの方々のご参加を心よりお願い申し上げます。

また詳細は、添付資料にてご用意させていただきましたが、新年度・年会費の徴収にもご協力をお願い申し上げます。

 

我が甲和あいあいクラブも新年度の幕開けですが、改めて当あいあいクラブ発足の原点に立ち戻り、担当する諸活動を通して一層の「心・技・体」の根幹を磨き、結果として生き抜くためのパフォーマンスを最大化できるような一年にしていきたいと強く願っています。

透き通る青ネモフィラ
透き通る青ネモフィラ

この諸活動を繰り広げる中で国、自治体、及び個人において現代が求め、誰

もが一様に目指している「健康寿命の延伸」が必然的に追随してくるのは当然ですので、自信を持って活動に励んでいきましょう。

さぁ身近にある春の草花を意識し、彼らに元気をもらいながら、新年度スタートの4月を駆け抜けましょう。

甲和あいあいクラブ 会長  永洞進一郎

 

感動ノート No.43

(俳句同好会 辻さんご提供)

霜枯れと 見しも恵みの 露を得て 緑にかえる 庭の若草

冬に、霜が冷たく草の上に降ります。 草は、ぶるっと、震えて、枯れそうになります。

しかし、春になると、草の上に、あたたかい光がふりそそいで、美しい露をのせます。

紺色・鮮やかサイネリア
紺色・鮮やかサイネリア

途端に、今度は生き生きとした若草となります。

何と、しばらくすると可愛い花をパッと咲かせてくれます。

この歌は、そんな意味の古い歌です。

いやなことがあると、つらくて、暗い毎日になりますね。

そうなるのは、自分だけではありません。みんなだれでも、心が痛みます。

でも、いったん枯れそうになった草も、春をじっと待っていれば、また、元気になります。

降った雨も、いつか晴れますよ

街中に咲く紫モクレン
街中に咲く紫モクレン

 

 

 

 

 

 

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俳句同好会 第269号

馥郁           若松道朗

馥郁とメジロ惑わす寒桜

水の惑星動乱悲しき冬の朝

東雲や立つ川霧に残り鷺

あれやこれ根こそぎ蹴散らす春一番

軋む魂戦の荒野に雪明り

成し遂げて弾む心に冴ゆる月

冬薔薇    鶴原美都子

ただ一輪散りきれずおり冬薔薇

今日一日終えて布団にくるまりぬ

雪掻きも出来ぬこの身に心折れ

一夜月きのうの憂いを真っ白に

寒落暉三百六十度染めて

冬天や地霊吸い上ぐごと青し

雨を含んで咲く桜
雨を含んで咲く桜

億年     三山喜代

億年の中の令和や梅ひらく

初音かな山霊漂ふ多摩御陵

冴えかえる草津白根の火山岩

おぼろ月夢見るように立ちつくす

海へ向く亀石二つ鳥ぐもり

早梅の空や航空発祥地

大内人形   石樵公子

亡き父母の選びし雛は大内人形

老いて尚大内人形雛飾る

金屏風大内人形尚華やかに

冬の夜思い出話に花が咲き

冬の夜夫と語らう旅心

雪降る夜夫とビデオで京の旅

シクラメン     小池芳子

店の人選んでくれしシクラメン

青空にサヤエンドウの花赤く

小さくも花沈丁花買いました

津久井湖で買った野菜の新鮮さ

一の関         辻 丕子

眼裏に残りし洪水一の関

布団干すこの暖かさ北国へ

八十路むかへまだまだ苦労の道続く

父母の冷たき指先山東菜 

夕焼けに背中押されて葱を切る

この青空届かぬ願いか能登の地へ

焼き鳥         辻 升人

焼き鳥は今夜は塩で燗の酒

消そうとも消せない故郷陽の翳り

飯茶碗灯火管制その底に

心病みぬかるんだまま闇に入る

凍土に這いつくばって冬の虫

ずかずかと来て寒鴉ずかずかと

ハナニラのにぎやかな笑顔
ハナニラのにぎやかな笑顔

**

鶴原さん特選句

 ずかずかと来て寒鴉ずかずかと  升人

若松さん特選句

 億年の中の令和や梅ひらく    喜代

石樵さん特選句

 あれやこれ根こそぎ蹴散らす春一番道朗

丕子さん特選句

 億年の中の令和や梅ひらく    喜代

辻升人特選句

 水の惑星動乱悲しき冬の朝    道朗

 

語解説

 馥郁=ふくいく=良い香りの漂うさま

 水の惑星=ここでは水のほしと読みます

      地球の事です

 寒落暉=かんらっきと読みます=夕日

 亀石=かめいし=話題になりました、石樵さんは、佐渡で見たとの事でした。

 

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