No.244 甲和あいあいクラブ会報 2021年9月号

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不思議な鳥の声

自然界の音や臭い光の強さなど、ふとした自然の変化に触れると、温暖化の影響で季節感が薄れていると言われる中でも地球の大運航を肌で感じます。

夏場、ニイニイゼミから始まりアブラゼミに移り、さらにアブラゼミとミンミンゼミの混声合唱で頭痛がしそうな喧しさ。
今年は9月の声とともに活発な秋雨前線が相まって急に寒くなり、セミたちも一気に静かになり、いよいよ秋の到来でしょうか。

音といえば、今年は子供のころから何度となく聞いてきたはずの「カラス」と「ヒヨドリ」の鳴き声に、かなりの個体差があるという新発見がありました。

どちらの鳥も何の変哲もない留鳥ですが、今年の5月以降にオクターブ高い裏声でしか鳴かないカラスと、今まで聞いたこともない声で鳴くヒヨドリとの遭遇です。

ヒヨドリ、ハナスイとも
ヒヨドリ、ハナスイとも

特に、ヒヨドリは、初めて聞く声質と節回しなので自分の知らない渡り鳥か画眉鳥(ガビチョウ)の様な外来種に違いないと、鳴き声を録音までして調べてみましたが、どうしても判りませんでした。

ある日、偶然に頭上近くの桜の木に、その不思議な鳴き声が聞こえたので、急いで見上げると何と声の主はヒヨドリでした。
エッ、この声が何でヒヨドリなの??

想定を超えたあり得ない状況だったので本当に驚きました。
例えば、いつも目にする雀が庭に舞い降りてきて、当然チュンチュンと鳴くと思っていたらホーホケキョと鳴いたのでギョッとして目が点になった様な感覚でした。

突然変異なのかどうかは知る由もありませんが、それほど声質と音程が全く異なるものでした。

目で見て、声を確認して、ヒヨドリであることは紛れもない事実なので、ひょっとしたら私たちが気付かないだけで、他の種でも同様の個体差があるものなのかも知れません。

ちなみにこの時、同時に、姿が同じで声が全く異なる個体は、彼らの種族(群れ)にとってはどう扱われるのだろうかという疑念も頭をよぎりました。

変わり者が、優遇されるのか排除(いじめ)されるのか、または無関係(平等)なのか。。。

人間側の感覚からすると、普通の鳴き声なんかよりはるかに美しい鳴き声なので、重宝がられるはずだと思ってしまうのですが、恐らくは、異端児として排除されてしまうのだろうと想像します。そうならなければ良いのですが。

アサガオもなかなか綺麗

さて、長く続くコロナ禍によってオリパラ五輪が基本、歴史に残る無観客の中で開催されたわけですが、私たち庶民も行動自粛という、ある種みえない鉄格子に囲まれ、じっとしている事を余儀なくされる毎日です。

この動かない状況が長く続くと、ついつい行動しようとする意欲まで削ぎ落されがちになります。
もちろん意欲は常々高めておく事が大切です。

意欲といえば、以前新聞で紹介された「やる気スイッチ」はどこにあるのか、そしてどのようにしてオンにするのかという記事が印象に残っています。

概要、やる気スイッチをオンにするには脳の中にある「淡蒼球(たんそうきゅう)」という部位を活性化すればよいのだそうですが、困ったことに自分の意思ではオンにできないそうです。
オンにする手法の一つはとにかく「体を動かすこと」だそうです。

やる気が出るのを待つのではなく、行動を起こすことで「やる気」を迎えにいく事のだそうです。

大事なのは、とにかく先ず体を動かすという第一歩を踏み出し、行動を起こしている過程のどこかで必然的に「やる気スイッチ」がオンになるとの事のようです。

その意味で、当あいあいクラブの諸活動に参加することは常に「やる気スイッチ」を活性化し続ける絶好の機会であり、的を射た活動であるわけです。

ともあれ、毎回になりますが、油断なく手洗い、うがい、三密回避等の感染症予防の基本行動を守り意識さえしていけば、コロナ禍を正しく乗り切る事になるので、今後も可能な限り行動を起こしやる気スイッチを刺激し続けていきましょう。

〇毎週水曜日に行っている防犯パトロール活動へのお誘いです。

こちらは人間の第2の心臓である「ふくらはぎ」を30~40分かけて知らないうちにゆっくりと鍛える基本的な運動でもあり、全員が対象者ですので是非時間を作ってご参加してみてください。

雨の日を除き、水曜日の9:20頃までに甲和会館まで来ていただければ大丈夫です。

甲和あいあいクラブ  会長 永洞進一郎

 

感動ノート No.13

=今が一番幸せかもしれない=

息子も娘も夫も逝ってしまい、今は一人だ。

頼りにしていた二番目の弟も逝き、上の弟と3番目の弟も脳梗塞になった。

末の妹も老齢で足が不自由だ。

頼れる親戚は誰もいない。

でも一人で生まれたのだから、一人で逝くのは当然と覚悟している。

思えば、戦争、敗戦、引き上げ、結婚、子供の死、離婚、再婚、夫の死と、ドラマのような人生であった。

タマスダレひっそりと

そして今は、重症筋無力症となり不自由な身である。

若い頃は十指に余る趣味があった。

だが今は目が見えず、手が動かず、全部駄目だ。

それでも所属している短歌誌には毎月、短歌10首と随筆3編投稿している。

洗濯ばさみでまぶたを挟んで持ち上げて、眼鏡をかけて拡大鏡を覗いてと、なんともすさまじい姿で書いているが、とても楽しい。

それにご近所の方々が優しく気配りしてくださり、二人のヘルパーさんも愛情をもって接してくださる。

もしかしたら、今が一番幸せかもしれない。

のままルンルンと、虹の橋を渡って昇天していけたらと願うばかりだ。

千葉市・成田信子さん 85歳

 

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俳句同好会 第238号

 

戦火     鶴原 美都子

 

うすれゆく八月ガラス窓の戦火よ

今年もまた箪笥ごもりの浴衣かな

夏マスク老いも若きも美男美女

放たれて明滅滅と蛍舞い

声無き声葉先にひかる空蝉か

季寄せ手に指折りおりて夜半の夏

東京の闇に光明聖火燃ゆ

夏夕べ妣の話を老姉妹

孫誕生    若松 道朗

 

孫誕生未来背負いて夏の夕

コロナ禍も悲喜乗り越えて五輪済む

雲疾く台風一過の陽光眩し

蒼空に遠雷響き立つ叢雲

山跨ぎ茜に染まる入道雲

遠き日の想い出ふわり風鈴の音

強風の止む間を縫って蝉しぐれ

夕涼みもみじ手包んで茅飛ばし

夏の星    小池 芳子

 

雨あがり夏満天の星仰ぐ

ベランダは夫との思い夕涼み

膝に猫コロナワクチン打った夜

夏の花水が欲しいかほらやるよ

炎暑かなコロナ感染五千人

原爆忌    石樵 公子

 

原爆忌命果つまで我祈らん

原爆忌一樹の命に歴史あり

折鶴を飛ばして祈らん広島忌

盆提灯明りに浮かぶ御先祖様

盆提灯収めて涼しや涙落つ

人知らぬ営み有りて茗荷咲く

売る家の裏木戸埋めて秋海棠

今年また行けぬ故郷夏終る

会えざりし友を心に夏は行く

記憶なき雨の日多し盆の頃

花に傘    辻 升人

 

雨しとど冷たかろうて花に傘

朝咲き誇る亡母が好んだ酔芙蓉

深夜二時オリパラ選手義足脱ぐ

南無阿弥陀仏蝉埋葬の穴を掘る

雑草毟る雑草に名もある雑草にも命

炎昼の墓石に階級多磨霊園

八月の川に今日という日は流してしまえ

コロナ騒地球壊れる青葉騒

万緑や憎み切れないデルタ株

海溝の夢見るように茄子の紺

私の住まいから北に向かって数メートル先に花をこよなく愛するご夫婦がいる。

ある雨の日の朝、犬を連れて散歩をしている時に、その家の駐車場から玄関までいろんな花が咲き誇っているのを感心して見てると、ふと花に傘が差しかけてあるのに気が付きました。

何と優しくて思いやりのある御仁なのかと思い、私の冒頭の俳句が出来ました。

後日短冊に書きお届けしようかと考えています。
花に癒されその恩返しなのでしょう。感動しました。    辻

 

8月期の活動と9月期の予定

8月期の活動と9月期の予定

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