甲和あいあいクラブ会報 2018年2月
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去る1月22日に久方ぶりの大雪がありました。
翌週も連続しての降雪と、春を目前にして冬将軍が最後の悪あがきを試みているようです。
気象ニュース等であらかじめ十分な予報が出ていたにもかかわらず、前回(4年前の2月)ほどではなかったものの、出勤時間帯以降になってから短い時間の間で一気に積もり続けたため、スタッドレスタイヤやチェーンなどの準備不足の車両がほんの少しの坂道の、いたるところでスリップして近隣の渋滞はかなりひどいものでした。
今回の一連の状況を通して、半世紀前には考えられなかった車というとても便利な移動道具の十分な恩恵を手に入れながら一方で降雪予報に対する最低限の準備すら怠り、坂道で身動き出来なくなることで後続車に乗るすべての人々の貴重な時間を強奪するという重大な事実に微塵も思いを馳せることなく、挙句の果てには臆面もなく「ゴメンね!でも雪のせいでタイヤが滑っちゃうんだからしょうがないじゃん」と責任を、雪に転嫁し澄ました顔の少数者が、いまだにいるのは大変残念なことです。
自然といえば、先の1月31日は太陽→地球→月が一直線に並ぶ皆既月食(月が赤銅食にみえることからブラッドムーンと呼ばれる)で、しかもひと月の間に満月が2回となるブルームーンが重なるという超稀なブルー・ブラッドムーンでしたが、この天体ショーはご覧になりましたでしょうか?
あまりの感動で写真を撮り忘れてしまいましたが、次回この現象が巡ってくるのは2037年とのこと。少々先の予定ですが、それまであいあいクラブ部活で知力と体力を鍛えておきましょう。
もう一つ、昨年の1.4倍の勢いでインフルエンザが猛威を振るっております。
直近5週間ではB型が最も多いという報告です。数字的には全人口の2.2%前後の罹患率とはいえ、ダメージの大きいウィルスなので十分にご注意ください。インフルエンザ流行のメカニズムは寒くなることで乾燥に拍車がかかり、乾燥することによりウィルスが舞いやすくなるという関係ですので、加湿と換気がポイントになります。
そのうえで、帰宅しての十分な手洗いとうがいの徹底をお願いいたします。
今年度も余すところ2か月を切りました。健康で元気に乗り切っていきましょう。
甲和あいあいクラブ会長 永洞進一郎
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クラブ紹介・・俳句

辻 升人様よりの寄稿です。
俳句とはおよそかけ離れた話ではあるが、是非皆さんに聞いていただきたい話をひとつ。
半世紀以上も連れ添った妻に先立たれた、横浜市の知人男性からこんな話を聞いた。
男性は葬儀を終えた後、故郷である佐賀県唐津市の寺に納骨をするため、羽田空港から空路、九州へと向かった。
遺骨を機内に持ち込めることは知っていた。でも入れたバッグはかなり大きく、念の為搭乗手続きの際に中身を伝えた。
機内に持ちこみ、上の棚にバッグを入れて席に着くと、客室乗務員がやってきてこう言った。「隣の席を空けております。お連れ様はどちらですか?」
搭乗手続きで言ったことが機内に伝わっていたのだ。男性が「ああ上の棚です」と説明すると乗務員はバッグごと降ろして隣の席に座らせてくれたうえにシートベルトを締めてくれた。飛行中には「お連れ様の分です」と飲み物も出してくれたという。
「最後に二人でいい“旅行”ができた」と男性・・・航空会社のなんという思いやり
俳句同好会会報も今回で195回を迎えいよいよ200号である、いろいろな人との出会いがあった、そして教えて頂いたことも数知れず、俳句を続けてきたことの有難さと感謝することを今思い起こしている。
200号特別号として会員個々の1人1句を綴ってみたいと思っている。
16年有余に渡る数多の句の中で上掲の文書と結びつく句が私の好句集の中にある。
慟哭が聞こえてますか凍る墓 山下祐子 ・・・あいあいクラブ会員
ご主人を喪った句である。夫婦間の互いの思いやりとご主人の優しさを充分に感じさせてくれる作品である。
もう一つ私の所属している俳誌「朱夏」の主宰の句
母抱けば真綿のごとく軽からん 酒井弘司
わが信濃生きんと母は息しおり 酒井弘司
しらじらと母眠りゆく冬障子 酒井弘司
母親に対する憧憬の念 ・・・・山下さんの句と共に私の心に残る俳句である
思いやりと感謝を常に考え作句も人生もこんなことを念じて生きている
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よく自信がないという人がいますが、理由は簡単。準備不足なんです。自信を持つためには、準備と努力をすればよい。した分だけ自信という蓄えは増える。 エディー・ジョーンズ
2018年1月期の活動報告と翌月予定

俳句同好会 第195号
膝がしら
長坂正昭
朝寒や抱きし小さき膝がしら
旅の下駄かりて紅梅愛つるかな
羊羹のまぶしき艶や春近し
冬りんご芯の近くの蜜あまし
寒菊に触れてふくらむ至福かな
ミコアイサ
山本博布
秋去りて川口川のミコアイサ
八十路越えこの先どこまで生きるやら
年明けやこの身の心身まずはよし
気障りを炎と晴らせどんど焼き
二つ三つ柚子の到来冬至まえ
そば一人分
鶴原美都子
風邪に臥し年越せぬそば一人分
すれ違い元気ですかと冬の朝
真新の枠に記入す初暦
この年も歳一つとり年終わる
どんど焼き炎に託す年の厄
五重塔背にしたがえて寒牡丹
松の葉に露ひと光り年の神
卓球部
小池芳子
卓球部しゃぶしゃぶ食べて新年会
ありがたや豚汁頬張りどんど焼き
元旦や今年の願いはワンダフル
拍子木の音夜空へと火の用心
彩戻る
石樵公子
雪とけて墨絵の里に彩戻る
豊作の柚子大量に肌に寄せ
狭庭先時を違えし木瓜満開
干支飾り凛々し土佐犬空の青
蠟梅の疎らな枝に陽の優し
除夜の鐘老母ひとり在すなり
ひよどりの賑やかなりし冬の朝
花枇杷が初めて咲いた狭庭先
七日粥
樋口雄二
七日粥飽食の腹癒しけり
祝日の聖気鉢梅ほころばせ
正月の子等のゲームもスマートホン
冬川や歌も矢切の渡しかな
成人式振袖だます詐欺野郎
元旦や鵜も声を厳かに
日溜まりに早や蕗の薹目を覚まし
松の内世の憂さ晴らす出湯旅
雪解川
辻 升人
雪解川万里果てなき大海へ
元朝や酸いも甘いも台所
井戸端で雪の夕方足洗う
すまし汁人参さまよう雑煮かな
なぜ死んだあいつは絶対死なぬ奴
*
今月は新しい言葉[ミコアイサ]=巫女秋沙とかくらしい。
カモの一種白色で嘴から目にかけて黒く背・腰・翼にも黒があり美しいシベリアから秋日本に来る、川口川で見たと山本さんから教えて戴いた。
平成三十年を迎え句友七人がそれぞれの思いで年を超えた様子を俳句に・・
俳句は人生の語り部
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