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With Coronaの様相
新型コロナのパンデミック以降(6月28日現在、世界の感染者数9,979,535 死者数498,710)世界のあらゆる社会の仕組みが停止、停滞、機能不全に陥り3か月以上が過ぎました。この間の会報も休止やむなしでした。
国民が本格的に事の重大さに恐怖を持って気づきはじめたサクラ前線開始の頃から、梅雨も終わりに近いこの時期になっても社会行動全般に及ぶ前代未聞の麻痺状態を経験中です。
生まれてから数十年にわたり続けてきたごく普通の行動が基本的に否定され、当たり前だった行動様式の変更を要求されるのは、なかなかつらいものがあります。
しかし、考え様によっては、地球の大自然界が日々変容を遂げていると同様、その一部である私達人間も環境の変化は必然であると認識して積極的に対応していかなければならないのでしょう。
信じ難いの行政の失態
一方で、笑ってはいけない笑い話もあぶりだされました。
ほんの一例ですが、長い時間を経て鳴り物入りで国家が作り出した社会システム・(国民をID化して把握する)マイナンバーカードシステムがとんでもない穴だらけの「ざる」システムであったことが露呈されました。
恐らく皆さんもあまりの驚きに顎が外れた事と思いますが、とりあえず約10年の歳月、百数十億円以上の費用を掛けたコンピュータシステムのマイナンバーカードシステム、(様々な憶測からなかなか信頼されず、カード保有率十数パーセントと)不人気とはいえ、今回の非常事態宣言下での特別給付金給付の場面は絶好の活躍の場であったはずなのに、全くだらしなくまともな結果を一つも残せませんでした。
IT後進国日本?
このことはつまり、図らずも日本国が世界有数のIT技術後進国であることを国内外に証明したという事になります。
本来、誰が考えても一瞬で完了するはずのコンピュータシステムが、手作業で数日から数週間かかる郵便を利用した仕組みにも恥ずかしながら及ばなかったのです。
挙句の果てには我が八王子市もそうですが、このシステムを利用することを停止する(諦める)自治体が全国的に続出しました。
これはひとえに、縦割り行政を異常に好む組織がそれぞれのテリトリーの中でシステム構築を中途半端に行った結果であり、必ず破綻するセオリーを正に具現化した姿であります。
基本的に、システムはある種の「生命体である」ことを全く理解していない各テリトリーにいるキーマンの傲慢さと本質的な責任感の欠如がもたらした結果でありますが、困ってしまうのは国民の税金を基に、これだけの人、金、時間、モノを費やしたのに、まともに動かなかったシステムの現実を眼前にしても、誰も責任を取ろうとすることなく、リーダーが穴を掘って入ったという話も聞かず、また世論から強烈なブーイングも出ない、TVを含むマスコミですら真剣に問題提起しない状態で、いつの間にか無かったことになりそうなストーリーが容易に想像できてしまうのには、一体どうなっているのだと腹立たしさが募ります。
泣いているのはこれに振り回された市井の真面目な国民一人一人なのにです。
それこそ普通のまともな民間企業が横やりのない状況を保証されたうえで請け負って開発すれば、時間は1/4、費用は1/10、そして何といっても確実にこれほど恥ずかしい失敗はしなかったでしょう。
なにしろ結果がすべての民間企業は失敗すれば倒産して社員は皆路頭に迷ってしまうので、縦割りなど以ての外、最善を見据えて、政治家語または行政屋語ではない、本来の意味のワンストップで検討するし、確実にかつ命懸けで戦いますから。。。

さて、悲喜こもごもを浮かべてこれからの数か月から数年、気を緩めることなく、最近の言葉では「With Corona」での行動様式・生活を続けなければならない中ですが、あいあいクラブ会員の皆様はどのように過ごされていたのでしょうか?
先日、三密に配慮しながら3ヶ月ぶりに定例会を開き、各クラブの活動状況をお聞きすることが出来ました。
各クラブとも智慧を出し合い、自粛の段階的解除を睨み苦労しながらも徐々に活動を再開されているとのことですので、とりあえずは一歩前進することが出来て大変に嬉しく思います。
しかしながら下に記載のように、コロナに対するクラブの性格上もうしばらく様子を見る必要のあるクラブもありますので、今後の予定を注意深くご確認願います。
いずれにせよ、現代を生きる私達にとってすべてが未経験のものに対峙することになりますので、三密回避を念頭に、自分の頭でリスク回避を十分に考え後悔しないよう行動していきたいと思います。
それでは皆様、元気で一緒に次の7月を乗り越えていきましょう。
甲和あいあいクラブ会長 永洞進一郎
市民センター使用上の注意事項
- 市民センターの利用条件がセンター内に提示されています。利用の際はよく読んで下さい。細かく色々とありますが、その中で特に重要なのが
「マスクを着用していないと利用できない」との条項がありますのでご注意を!! - カラオケ同好会につきましては、7月いっぱいまで活動自粛を延長いたします。ご理解の程をお願い申し上げます。
- また、コロナ禍による自粛中、辻さんの執念で電子メールでの投句など努力と工夫を重ねて活動してきた俳句同好会の句集は今回3号分をまとめて掲載しております。
セピア色 鶴原美都子
吾抱きし母初々しセピア色
難漢字辞書を引きつつ春の宵
玄関に花びらの客風連れて
コロナ菌スーパームーンも朧見ゆ
見えぬ敵地球に挑み亀の鳴く
精いっぱい吾を癒して愛犬逝く
愛犬の命見守り春夜明け
鬱金香=チュウリップ 山本博布
鬱金香穏・軽・晴と咲き誇る
路傍にも色とりどりの鬱金香(ウッコンコウ)
コロナの世我関せずと鬱金香
十万円三十万円払うお金はだれのもの
尋ね来た武蔵野の地に白きかたくり
ふと見たらテレビ画面は宴会禁止札
たち騒ぐひとを脇見の桜かな
春霖や黒く畑地の盛り上がる
日本の実力試さんコロナ殿
マスクして携帯持ちて背のリュック
自粛中 小池芳子
自粛中コロナトンネルみえない出口
自粛中コロナストレス貯め放題
孫ら来て自粛の家で卓球す
夫の御前孫が造りし筍ご飯
歯の治療終えて見上げる桜道
四月馬鹿 樋口雄二
此の老いが若返った夢四月馬鹿
若草に老いの心を和ませり
笹ちまき遠きあの日の母の味
朧月あの日あの世の思ひ出や
こんにちは初蝶窓を訪ね来し
花吹雪夢を咲かせよもう一度
春燈の暮色に滲む酒場かな
懇ろに=ねんごろ 石樵公子
懇ろに来年約し雛納め
兜出し初咲き一本杜若
通院すマスク美人に迎えられ
休校の校門脇の八重桜
散歩道頭上行き交う初燕
雑草にまぎれ背伸びの母子草
夕日背に親子で走る若草の道
風立てば視界の限り散る桜
夜桜や子安神社に手を合せ
草青むそれだけで良いこの頃は
ハナミズキ 若松道朗
木漏れ日にピンクの浮雲ハナミズキ
夕風に乗り妖精踊る花水木
川底の亀 辻升人
父の叱責川澄んで川底の亀
囚人となりて旅継ぐ春暁の闇
*
セピア色の写真、私にもこんな写真はある。
この句を見てくれた人にもこんな写真はあることでしょう。
いくら歳を取っても母親は胸の中心の中に生きているんですね。
俳句同好会 第223号
契り 樋口雄二
鶯や契り深めて谷渡る
母の日に妻へも一花供えけり
人命を奪いしコロナ春愁ひ
下校道ザリガ二見つけ児ら夢中
菖蒲湯に米寿の皴を伸ばしけり
コロナ籠り一句ひねりし夏炬燵
わらべ歌流しスーパー初夏を売り
笹ちまき柱に背の刻印が
風香る大連休も自粛かな
薫風の一吹きコロナを打ち払え
如雨露(じょうろ) 鶴原美都子
如雨露先むらさきなるや蜥蜴出づ
どの花に翅病む蝶よ惑いおり
令和二年竹皮脱ぎて又一年
厨裏幅利かせおり茗荷竹
うらうらや働かぬ蟻誘い出し
春の庭戸々に様あり三千歩
野薔薇の香永遠の恋の香三千歩
春障子愛犬の居ぬ部屋広々と
LINE 若松道朗
夏めく夕LINEの便り父卒寿
コロナ禍の街に今年も山ほととぎす
林道の沢せせらぎに響く大瑠璃
コロナ禍 石樵公子
独居の母にコロナ禍見舞状
コロナ禍で我里静か生気なく
コロナ禍も目を楽します柿若葉
巣籠にゆっくりのんびり断捨離を
ステイホーム断捨離決意ままならず
断捨離の古きアルバム我人生
古写真我家の歴史繙きて
我人生古き写真に吸い込まれ
川音も風も柔らか我里よ
手を合せ特定給付ポスト入れ
母の日 小池芳子
母の日や子等から貰いし鉢植えトマト
母の日や貰いし補聴器右耳に
百日紅枯れずに今年また芽吹く
久しぶりいまだ面影残す友
籠の中クワガタかわいく餌を食む
弧の身 辻升人
濁流で弧の身抗い融合など
芋を焼く老農老いず光る眦
不眠の春暁は十字架と語り合う
上り坂曲がり角冷罵飛ぶ道標
春雨の中配達という職業
*
今月は山本さんが体調不良でお休みになりました、一日も早い回復をお待ちいたします。
コロナ状況下で句会は「三蜜」になってしまいますので中止やむなきの状態です。
しかし今日まで休むことなく続けて来た同好会報を作成するべく会員の皆さんに句を寄せていただき発行する事が出来ました。
樋口さんにも久しぶりにお逢いしました。
俳句にのめりこんでいますし米寿で元気です。
蛍の火 鶴原美都子
被災地にも光つないで蛍の火
無言の遺影悔恨七年の夏
コンクリを裂いて一株菫濃き
蝸牛すべって落ちて角を出し
雛の口親の口呑むつばくらめ
風鈴の健気にゆれて夕日入る
夏蝶や地図にない道万歩道
青々と青残してぞ梅雨に入る
コロナ 樋口雄二
蛍火やコロナの闇を照らしくれ
夕立ちや流し浄めよコロナ禍を
借り農園梅雨が頼みの野菜畑
七色に艶に紫陽花雨を受け
若鮎の滝に挑みし光りかな
久々に登校の児ら風薫る
一心に餌運びけり親つばめ
あやめ堀嫁入り舟もあでやかに
楊梅(ヤマモモ) 若松道朗
楊梅の散らばる果実知らず踏む
路地裏に踏まれて悲し楊梅の実
幼子のおぼつかなきかな初夏の夕
梔子の香り一閃遠い日々
百年家 石樵公子
母一人住みて涼しき百年家
入梅や金魚も元気に七十匹
父の日や孫と背合わせ夫笑顔
二輪ほど梔子の花今朝咲きし
父の日や笑顔で亀の年令教え
コロナ禍もゆらり楽しく釣鐘草
蜥蜴出て遊ぶ子供の声懐かし
冷奴舅の笑顔思い出す
父の日に孫の成長驚愕す
若葉風親子三代塩船へ
クワガタ 小池芳子
クワガタに嫁さんが来て華燭の典
甘夏の花は咲けどもまた落ちて
この夏の夕焼け小焼け五時の歌
山芋の蔓あっという間に二メートル
爪荒れて初めてマニュキュア塗ってみる
昨日の嘘 辻升人
眼帯の裏にくっきり昨日の嘘
罵声飛び交う村紫陽花色替えたがる
漆黒の土青梅ころり自殺かも
十字架を背負って夕日泣こうかな
我先に土に躓く蟻は素足で
*
あいあいクラブの皆さん、今世間は新型コロナで大騒ぎになっています。
お変わりありませんか?
俳句同好会の句会も久しぶりに開催を致しました。
会員の皆さん変わりなく元気にやっています。
只山本さんが体調を崩されてお休みしています。
一日も早い復帰を願っています。
梅雨が明けると暑さです。
負けずに頑張りましょう。・・辻
2020年6月期の活動報告と7月期予定

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