No.250 甲和あいあいクラブ会報 2022年3月

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許されぬロシアのウクライナ侵攻

新型コロナ感染症最大波となるオミクロン株第6波の中、冬季オリンピックが何とか終了したと思いきや、軍事大国ロシア軍によるウクライナ侵攻という、21世紀の現在にあるまじき軍事行動が世界を震撼させています。

悲惨な戦争経験と反省を積んだはずの人類史からは、導き出し得ない暴挙に出るとは悪魔の仕業としか思いもつきませんが、一体何事でしょうか。

この厳冬期に被災する民衆の悲惨さを贖う一利など、どの国のどこを探しても見当たらないのに。

本当に残念です。

理屈は何でもよい、一刻も早い終結を祈ります。

夕日に染まる巻層雲
夕日に染まる巻層雲

胸騒ぎを抱えながらも、地球は歩みを止めることなく私たちの住む国土の季節は移り替わろうとしています。

日脚は徐々に伸び、渡る風にも優しさが含まれてきた感じがします。

ここ八王子近辺では4月頃からの恋の季節にはあれほどきれいな声でさえずる「ウグイス」たちも、この時期は藪に潜んで、時折、

「チャッ・・!チャッ・・!チャッ・・!」

と鋭い地鳴きを繰り返しますが、寒風の緩みとともにその頻度を増しているような感じがします。

さて、そんな中、2月22日に行われたグラウンドゴルフで、なかなか素晴らしい記録が生まれましたので、ここにご紹介いたします。

ヒイラギナンテンの華
ヒイラギナンテンの華

今年卒寿を迎える町田久光さんが8ホール4ラウンド、合計パー96打の試合で(1ホールはパー3打)、何と7連続バーディー(1アンダー)を含む27アンダーパーの69打という凄いスコアで回られたとのことです。町田さんは、もともと姿勢もよく、フォームも綺麗な方なのですが、このスコアは本当に素晴らしい記録ですので、将来は間違いなくプロのG.ゴルフプレイヤーになられる事と思います。

その時は皆さん是非力強く応援をしていきましょうね。

次に、近々の重要な予定を以下に記します。

場所はどちらも、八王子中野市民センター 1F 会議室となります。

  • 3月16日(水)10:00~  認知症フォローアップ講座を開催いたします。
    対象者:認知症サポーター養成講座を既に受講された方
        受講後は八王子市にサポーターとして名前が登録されます。
  • 4月10日(日)10:00~  甲和あいあいクラブ第22回定時総会を開催します。

 

感動ノート No.19

=「す」と「ず」の違い=

私の所属している俳誌「朱夏」の161号の同人欄に埼玉の和田義盛さんという方がいてその方の句に次の句があり詠ませていただいた。

冬至の陽佛壇の妻ほほ笑ます

可憐・仏の座
可憐・仏の座

一読した時に笑ますのすはずなのではないか、もしかして誤植なんだろうと読み過ごしてしまいました。
佛壇の妻は笑っていないと作者は思っていると解釈したわけです。

翌日再読した時にほほ笑まずでは単なる説明に終わってしまう筈、もう一度熟読してみたときに・・・・
作者は佛壇の奥さんに今は寒いしコロナ禍の中ではあるが毎日元気に過ごしていますよ、だから笑ってくれよとの呼びかけの俳句の筈。

ほほ笑ますと読まなければいけなかったのです。

和田さんの俳句には、奥さんとの思いのこもった句がたくさんある。

木枯らしが妻伴いて戸をたたく    161号所収

去年迠はここに置かれし妻の床    161号所収

妻の字の十年前の梅酒呑む        159号特別作品

八十二才妻逝く晩秋の無言        159号特別作品

ここにもある妻が残せし梅酒の壜   158号所収

「朱夏」154号には次の句が載っている。

ひっそりと冷え逝く妻の手掌で包む

妻の死を静かに告げる霧の朝

妻よ天空のお花畑に連れていくよ

君を抱きニッコウキスゲの中に置く

妻の死に母の死重ぬ神無月

 

小さな主張・ハナニラ
小さな主張・ハナニラ

俳句作りを始めて60年こんな句に出会えて本当によかったと喜びを感じるときである。

こんな人との仲間に居られることの有難さ、作者の心の豊かさ温かさ、正に優しさと思いやり、加えて感謝の気持ちの表れである。

こんな俳句こんな人間性を目指して残りの人生悔いなく過ごしたい。

2022/3/1  辻升人

 

 

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俳句同好会 第244号

父のこと     鶴原美都子

焚火して送ってくれた父のこと

寒禽の吸い込まれゆく虚空の青

大楠の木心もらい寒に遊ぶ

うすれゆく故郷の縁六連星

寒風に甘い香りす長い行列

氷雪に国旗背負いてアスリート

侘助や葉隠れのまま日の暮れる

感染を恐れて接種三回目

日脚伸ぶ     若松道朗

夕焼けも優しさ湛えて日脚伸ぶ

紫に暮れる山並み春はそこ

日脚延び風も小躍り川渡る

楚々と咲く柊南天春日向

仰ぎ見る喜びの春空の碧

いつも観るいつもではない春の朝

頬打つ風日差しに溶ける春の色

信号待ちピアノ音運ぶ春の風

早春の朝
早春の朝

白い鳥居     小池芳子

安房神社白い鳥居をくぐり抜け

まだ寒い身体は正直春よ来い

舘山に居て夕焼けの空真っ赤

ホテルから見渡す限りの冬景色

ミカン狩りおなか一杯孫にも土産

大内人形     石樵公子

雛飾る大内人形顔優し

冬晴れや行きどころもなき京王線

冬の朝二羽の白鷺頭上舞う

寒鯉のだらりと潜る背の赤く

朝六時寒空の下ホタル族

マスクして目だけが笑う冬帽子

朝一番畑に降り立つ寒烏

見てみてと孫の指差す冬の虹

だんだんと老いに馴れゆく日向ぼこ

明り消しこれから老いの夜長かな

あの山      辻丕子

あの山の向こうも同じ寒さかな

霜一面畑の隅の大根の葉

枯れ草が緑になる日を待ちわびる

蝋梅の香りかすかに暮れなずむ

悲しみも生きてる証し爪を噛む

死後       辻升人

空壜の中に書き置く死後のこと

雪が降る夜は深々と死後の墓

十字路に立てばこれから未踏の原野

離職の夜冬満月の錆落とさねば

新宿の雑踏蹴散らし凍土に楔

今、新聞テレビはウクライナのことが毎日報道されている。

そんな中でこんな句が生まれた・・・・

砲弾飛び交う小さな声が聞こえぬか升人

世界中のどんな人が聞いても見ても、こんなことがあってはいけない筈です、市民は毎日怯えながらシェルターの中に逃げ込んでいる。

我々も防空壕の経験を忘れない・・・辻

 

2022年 2月の実績と3月の予定

2022年2月期の実績と3月期の予定
2022年2月期の実績と3月期の予定

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