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はじめに
食べ物屋さんに行ったとき厨房が視界に入るお店がありますが、野菜などを炒めているフライパンの扱いを見ると本当に格好がいいですね。
特に中華料理屋さんは丸底の鉄鍋と中華お玉の鉄のぶつかり合うカチャカチャ音が小気味よく、つい見とれてしまうことがあります。
一般家庭で中華鍋を使って料理を作る人は少ないと思います。普通はテフロン加工など焦げ付きにくいフライパンを使って炒め物をするのが一般的だと思いますが、炒め物をするときにフライパン返しをうまく出来る人と出来ない人では、料理が出来上がるまでの、材料にまんべんなく火を通す、水分調整加減、トータルの調理時間、そして食感などに大きな差が出てきます。
どれ一つをとっても、プロの調理人とまではいかなくともちょっとしたコツを身につけるだけで結果として毎日の食卓が一味異なる豊かなものになりますね。
ホットプレート?
今日は、炒め物ではなく、家庭で作るお好み焼きをフライパンで作る場合のお話です。
おそらく、一般のご家庭ではフライパンでお好み焼きを作ることはしないと思います。現代の一般家庭ではホットプレートを購入してその上で家族そろってお好み焼きの具をのせワイワイやりながらの食事風景だと思います。
しかし、一人二人であればこれで問題ないですが、そこそこ大きくなった食べ盛りの子供のいるご家庭では、複数枚同時に焼くことを想定していない通常のホットプレートでは、一回のあたりの競争が激しく、なかなか自分の番に回ってこないのではないでしょうか。
それが、楽しみという自虐的な方はこれ以上読み進める必要はありませんが。。(笑)
フライパンを使えば一石二鳥
大人数で一度に複数枚を焼き上げ、しかもボリュームたっぷりのお好み焼きを実現する決定版は・・・フライパンを使って焼くのが一番です。
フライパンを使って焼く場合の利点は大きく3つあります。
利点1
フライパンのサイズピッタリのお好み焼きを作ることが出来る
利点2
厚みのある(調整できる)お好み焼きができる(厚み3㎝くらいのものは朝飯前です)
利点3
外側がカリッと、中がふわふわ食感のお好み焼きができる。
です。
その3での外がカリッと中がふわっとした食感は、専門店でお店の人に付ききりで作ってもらわないとダメなぐらいの食感で、それを手軽に家庭に持ち込めます。
また、家にあるフライパンのサイズ通りに大きさを変えられるので、例えば一人で食べる場合は16㎝~18㎝ほどの目玉焼き用程度のフライパンを使えば1回で、ほぼ満腹になります。
また、28cmのものを使えば面積で16㎝の3倍以上の巨大なものができます。厚みが3cmもあるので想像してみてください。
フライパンでどのようにして具をひっくり返すの?
しかし、考えてみるとお好み焼きは両面を焼く関係で具をひっくり返す必要があり、かといって、野菜炒めのような感覚でフライパンで返すのは至難の業なので、フライパンのサイズ(多分、家庭にある大きなものでも直径は28cm~30cmがせいぜい)からすると返すためのへらを差し込む分の隙間を開けなければならないので、結局一回のお好み焼きは小さなサイズしかしかできないだろう!ならば、ホットプレートだろうがフライパンだろうが一緒のはずだ。
と思った方は、間違っています。
何が間違っているかというと、フライパンの具の返し方です。
フライパン上でお好み焼きの返し方は、フライパンをおいた状態で中の具を両手にフライパン返し(ターナー turner といいます)をもって返すのではありません。かといって、普通の野菜炒めなどで行うフライパンにゆすりを入れて空中に放り投げて再キャッチするのでもありません。それこそ、プロでも出来る人はかなりの少数派になると思います。
では、どうするのか??
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フライ返しの具体的な方法
3つの手順を踏めば簡単確実です。
手順1
右利きの人であれば、フライパンの柄を左手に持ち、右手にターナーを持って、柄の付け根のフライパンから60度程度反時計回りにずらした位置で、ターナーの先端を差し、そのままフライパンの縁から5~6㎝ののところまで差し込みます。このとき具の表面の皮の部分がべちゃっと裂けるようだと、まだ焼きが足りないです。
手順2
その1でターナーを差し込んだままフライパンを胸から顎の高さまで垂直に引き上げます。
手順3
一二の三で、右手のターナーはそのままで、左手のフライパンだけを垂直に30㎝ほど引き下げると、一瞬具ととフライパンが分離しますので、すかさずにターナーを持つ右手首を90度~120度ほど半時計方向に回転させると、同様に垂直に降ろします。
こうすることで、お好み焼きの具は、きれいに180度近い回転運動をして、垂直方向に落ちるので左手のフライパンに何事もなかったかのようにスポッと収まるのです。
この時のコツは、余計なことを考えずに極力垂直移動だけに集中することです。
プロの技術ではなく、物理の万有引力の落下の法則の原理に、手首をひねるという単純動作だけなので、わかってしまうとなかなか失敗のしようがない、きわめて確実な方法ですが、その3は若干の時差を持って左手が先行するものの、ほぼ同時動作なのでイメージをを描いてからのほうが良いと思います。
また、1回返すだけで完成するのは当たり前ですが、フライパンの縁が折れ曲がっていることで、返した後横方向から熱が逃げないので、お好み焼きのサイドを含めた全体が綺麗に焼きあがります。
焼き方は、中火で焼き上げますが、仮に3㎝の厚さのものを作るのに最初に6分、返して5分くらいで出来上がります。
おわりに
筆者は、すでに何百回も行っていますが、一番最初にイメージが固まる前に行った時に、ちょこっとズレただけで、それ以外は百発百中の成功率なので、皆さんに安心してお伝えしています。
どうしても心配で自信のない方は、一度ホットケーキでなどで試すのも良いですし、それでも心配な方は、湿らせたタオルをフライパンのサイズに合わせて折って具に見立てて実験してみても良いかも知れません。
なお、左利きの方は上記、その1~その3で右と左を入れ替えて、半時計方向を時計方向に置き換えていただくだけで同じことになります。
是非とも、チャレンジして家庭でのお好み焼きの新境地を開いてみていただければと思います。
補足ですが、通常のご家庭で2~3個はついていると思いますが、調理レンジのバーナー数(オール電化の場合はIHヒーターの数)に載せられる数分のフライパンを使って同時に出来上がることが可能ですので、大家族でも待ち時間を最小限での提供が可能です。
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