とても身近にある栄養価の高い野菜~クレソン~

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食べる機会は少ないですが、ステーキ、ハンバーグなどの肉料理の付け合わせにはクレソンがよく使われますね。
私は大人になって、初めてお店で最初にステーキを食べたとき、変な葉っぱが付いているなと思いました。そもそも外で肉料理などという育ち方ではなかったので仕方ありませんが、初めての時はパセリと同じ飾り物だと思い、うまいわけがないと横にそらせて肉だけ食べたと思います。
初めてクレソンも食べたのはおそらく3回目辺りだったと思います。
その時の印象は、口の中で不思議で高貴な香りが広がり、香り味とも和製ではない海外のものなのだなぁと思い、最初から食べときゃ良かった!でした。
実際、クレソンは明治の初期に輸入されたものなので、外国製には違いありません。

自生するクレソンとの出会い、というより邂逅

川の中?

ところが、今から7年ほど前の6月頃でしたかホームセンターで売っている少し丈夫な魚網を持って比較的近くの秋川に川エビや、ムツゴ、ハヤ、カワドジョウなどをすくいに行ったときなのですが、広くて玉砂利と土の混ざったとても浅い中洲のような場所に小魚の群れを追い込んで網ですくった時、偶然そのあたりに生い茂っていた草の葉をみて、どこかで見た形だなと気になりました。

とりあえず観察

よく観察してみると、ひょっとしてクレソン?・・・その植物の下側は水が浸している関係で根から伸びる箇所がL字型をしていましたが、とりあえず茎をちぎって匂いを嗅いでみると確かに高貴さが香るクレソンでした。当然のながれで噛んでみたところ、口に広がる香りと味は間違いなくクレソンそのものでした。ただ、店で出たものの赤褐色から比べると色が薄かったのと、辛みは結構ありました。

見ていても見ていない

そのつもりで周りに目をやると、4畳半くらいかそれ以上の広さにわたってびっしり生えているではないですか!また、少し遠くを眺めてみても、それに似た畳上のクレソン畑がありました。
クレソンの生態などに興味を持ったこともない時でしたから、高級料理店で提供されるクレソンが、まさかそこいら辺に、しかも大量にあるなんて知りませんでしたので、こりゃしばらく楽しめそうと持ってきた小魚用のバケツを根付きクレソン収穫用に切り替えて持ち帰りました。
ちなみにその時は、鮎釣りは解禁されていた時期だったと思うのですが、釣り人達は釣竿を持って川を移動するとき、無造作にクレソン畑を踏み荒らしていました。きっと全く分かっていないと思います。
家に戻って、そこそこ川の水垢の付いたクレソンを水洗いして近所にも配ったりしましたが、この発見はなかなか刺激的でした。

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クレソンの由来

クレソンってセリなんだ

その後、クレソンの生い立ちについて調べてみるとまたびっくり。何とセリの仲間ではないですか!
セリは子供のころから時々お浸しなどで嫌々食べさせられた記憶のあるもので、田んぼの畔などで採取することはあっても基本的には食べたくない類の野草でしたが、それと仲間だなんてちょっと信じられませんでした。仮に同じ仲間であったとしてもとてもセリと同じ味という人はかなりの味音痴じゃないかと思ってしまいます。

クレソンはフランス語だった

クレソンはフランス語でアブラナ科でオランダガラシという分類のものですが、私にとってクレソンは香り豊かな外国植物で肉料理の付け合わせ野菜でどちらかというとそう簡単には手に入らない貴重品というイメージでした。
その証拠にとんかつなどの付け合わせ野菜のキャベツの千切りは山盛りなのに対して、クレソンは1,2本がちょこんとついているだけですから。
その時いらい、クレソンはいつでも自生していて簡単に手に入りサラダにもいくらでも使えるものとなりました。

クレソン分析とこの時期ならではの見つけ方

クレソン畑
クレソン畑

ただ、先にも書きましたが野生のクレソンは思いのほかしっかりと辛く、さらに栄養価も高いもので、その独特の辛みに抗菌作用があり野菜の中ではかなり上位にランクされています。また血圧の上昇を抑える効果があることなども報告されています。
いろいろ分かってみるとクレソンはかなり丈夫な植物ので、通年食べられますが、丁度この時期は白くて小さい本当に可憐な花を咲き誇らせています。
基本的には水がゆっくりとでも流れる場所に半畳程度の広さ単位で群生しているので、その目線を持ちながら散歩をすれば、あちこちで見ることが出来ます。
(一方で、群生力があることで生態系を乱し在来種を駆逐する危険があるとの指摘もあります)
この近辺であれば、浅川、川口川、谷地川全ての一級河川に立派に自生しています。
特におすすめは、それらの川に注ぎ込む小さな支流と本流の交わる辺りで、今の時期には薹(トウ)の立った「菜の花」の黄色のにぎわいとそっくりな雰囲気だけれども、花の色だけが対照的な白の群生は大体クレソンです。
既に、ご存知の方には大きなお世話ですが、まだ知らない方には、花の咲いている今のうちに場所を確認さえしておけば、花が散った後でも必要な時にピンポイントでクレソン採りができることになります。
是非とも、小さな子供でもお孫さんでも一緒に連れ立って高貴なクレソンを味わってみたらいかがでしょうか。子供の心にしっかりと刻まれます。

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